「頭脳明晰で、自分の足でどこにでも行けて、意欲高く、活力あふれ、見た目の姿は若々しい」
の実現を目指して、成長ホルモンのことをじっくりと学んでください。
成長ホルモン基礎編
成長ホルモンとは?
気力、体力、容姿を回復させることを目的に診療現場で盛んに用いられるようになったのが、成長ホルモンです。1990年代後半に、遺伝子工学の技術を用いて成長ホルモンを人工合成できるようになり、普及したのです。
成長ホルモンが開発された初期から診療現場で 容姿、体力、意欲の回復、低身長治療、疲労回復、うつ状態治療、肌のハリの回復などの目的で処方してきた医師が、成長ホルモンの効果と効用をまとめてくれました。
- 容姿の回復・・・肌のハリの回復、髪と爪の回復
- 体力の向上、疲労回復力の向上、筋力の向上・・・筋肉の持続力、瞬発力が高まる
- うつ状態、心理的な落ち込みからの回復
- 閉じこもり状態からの回復、外出意欲の向上
- 良質睡眠の確保
- ダイエット、内臓脂肪を減らす治療
- 女性のバストアップ、不妊症治療
- 男性の精力の回復
- 子供の背を伸ばす治療
成長ホルモンは、もともとは子供の「成長ホルモン分泌不全性低身長症」の治療に用いられていましたが、成人に投与すると、容姿、体力、意欲の回復効果を得ることができるのです。
成長ホルモンは、脳下垂体から血液中に分泌されるホルモンで、子供のころに背を伸ばす効果を有します。10歳代に体内分泌量が最大になり、20歳を超えると低下します。40歳を超えると、10歳代時の5分の1から7分の1にまで減ってしまいます。
成長ホルモンは、睡眠中、あるいは、日中に血液中に分泌され、スパイク状の血中濃度上昇が認められます。背が伸び盛りの頃は1日に10回以上のスパイク状の分泌がありますが、60歳を超えると、1日に1~3回の血中濃度上昇にしかなりません。
成長ホルモン剤は注射で投与することもありますが、舌下から吸収されますので、そのことを利用する投与方法もあります。舌下から瞬時に吸収されて血中濃度のスパイクを作りますので、そのほうが人体の自然現象には近いといえます。ただし、ボディビルダーのような筋肉を作る場合は、血中に持続高濃度を作る注射による投与が必要です。
異常な大量投与をすると、末端肥大症の心配がありますが、実際の診療現場では、そのような異常大量投与することはありません。
成長ホルモン応用編
20歳代以後、成長ホルモンの体内量が低下することにより、身体に起こる大きな変化が4つあります。その4つの作用を活かすために、成長ホルモンを利用します。
- 体力に関して・・・成長ホルモンが低下することにより、20歳代以後、瞬発力、持続力が低下します。成長ホルモンを投与すると、これらが回復します。ゴルフでは飛距離が伸びることが多く、野球では、「低めの球を打ったときの打球の伸びが違う」ということが多く、長距離走や水泳のタイムはよくることが多いです。したがって、成長ホルモンは、ドーピング薬物に指定されています。
- 意欲、気力に関して・・・繁華街で若者が集まって、ハイになって盛り上がっている姿を見かけます。年をとるとあのような姿はなくなります。どのような心に満たされて、盛り上がっているのでしょうか?
それは、「何かいいことありそうな予感がして、ウキウキしている」という心なのです。これが成長ホルモンの脳への作用です。年とともに成長ホルモンが低下し、その心を失います。「いいことなんてあるわけない」とネガティブな気持ちが増えてきます。
成長ホルモンを投与すると、ポジティブになって活発に活動したくなりますが、成長ホルモンの脳内作用により、「何かいいことありそうな予感がして、ウキウキする」という状態になるからです。何か行動を起こしたいという気分になります。 - 内臓脂肪に関して・・・20歳のころは、太ってもおなかは出てきません。しかし、30歳、40歳を超えて太るとお腹が出てきます。なぜでしょうか?
これには、腸の周囲にたくさん存在するホルモン感受性リパーゼが関係しています。「リパーゼ」というのは、「脂肪分解酵素」の意味です。成長ホルモンやアドレナリンに反応して、脂肪分解作用を発揮するのです。
この酵素の活性が高ければ、内臓脂肪はつきません。この酵素の活性が低下すると、内臓脂肪がつくのです。成長ホルモンが低下すると、内臓脂肪がつくのです。 - 肌のハリに関して・・・加齢に伴い肌のハリが低下します。皮下組織のヒアルロン酸が減るからです。ヒアルロン酸を合成する繊維芽細胞は、成長ホルモンにより活性化されます。つまり、体内の成長ホルモン総量が低下すると肌のハリが低下するのです。成長ホルモンを投与すると、皮下組織のヒアルロン酸量を増加させることが可能です。
成長ホルモン投与の方法
成長ホルモンを投与する方法には、皮下注射と舌下投与の二種類があります。
皮下注射は、成長ホルモンが変換されたあとのIGF-1(ソマトメジン)の持続的な高濃度を作り出し、舌下投与は、成長ホルモンそのものの瞬間的なスパイク状の血中高濃度を作り出します。 皮下注射はインスリンと同じで、自分で注射することができます。
一方、舌下投与に関しては、成長ホルモンがアミノ酸191個の大分子のペプチドホルモンですので、舌下から速やかに吸収されます。ただし、稀に初めて投与したときに、投与直後に「クラッとする」という副作用が出現しやすいこと、乳腺が強く張るという副作用が認められる場合があります。
経験的に、皮下注射と舌下投与では作用がやや異なっているように思われます。皮下注射は成長ホルモンが変換されたIGF-1による作用が強くみられ、舌下投与は成長ホルモンそのものの作用が強くみられるようです。研究課題として興味深い分野です。
※投与量、投与回数などは、処方された舌下投与型スプレーにより異なりますので、処方された際の担当医の説明に従うようにしてください。
※医師によって処方される成長ホルモンの舌下投与型スプレーは、承認されている医薬品を診療所内等で適正に調剤したものです。
体内における本来の役割
ホルモンとは、内分泌器官から分泌されて、血液中を巡って、標的器官に作用する微量物質のことです。成長ホルモン以外に、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、女性ホルモン(エストラジオールなど)、男性ホルモン(テストステロンなど)、アドレナリンなどが、有名です。
成長ホルモンは、脳下垂体から血液中に分泌され、骨端線の細胞群、筋肉細胞、脂肪細胞、線維芽細胞などに作用します。
手の甲を指でつまんでみてください。昔は張っていたのに、つまんだシワが残りませんか?
これは成長ホルモン(growth hormone)と大きな関係があります。成長ホルモンは皮下組織の繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲンやヒアルロン酸を生合成し、皮下組織に水分を集めて、弾力と膨らみを持たせる役割を持っています。
20歳の女性は肌がピンと張っていますが、25歳がお肌の曲がり角と言われます。成長ホルモンは13~17歳をピークに急速に低下し、30歳以降は10歳ごとに25%ずつ低下します。これに伴い、肌に弾力性がなくなりシワが目立ち始めるのです。
このような効果は、成長ホルモンが持つもともとの化学作用が身体に与える効果というものです。その「もともとの化学作用」を下記に列挙します。
- タンパク質の合成
成長ホルモンは筋肉へのアミノ酸の輸送を増加させタンパク質の合成を盛んにし、それらの結果、筋肉が発達 - 糖質代謝
血糖値を高め、組織でのエネルギー消費を高める - 脂肪代謝
脂肪細胞中に蓄えられていた中性脂肪を分解し、血液中に遊離脂肪酸を放出させ、その遊離脂肪酸は肝臓内で分解され体脂肪が減少 - ミネラル代謝
カルシウム、リン、マグネシウムの代謝に影響し骨形成を促進。小児においては長骨を伸ばす作用を持つ - プロラクチン様作用
成長ホルモンは、「ラクトゲン受容体」に結合するため、乳腺の発育や乳汁生成にも関係
成長ホルモンに関する概説
成長ホルモンは、脳の下垂体から血液中に分泌されるホルモンで、アミノ酸が191個つながったペプチドホルモンの構造をとっています。10歳から14歳の頃に血中分泌量のピークを迎え、未成年の子供に対しては、背を伸ばす役割を持っています。14歳以後は、徐々に血中分泌量は少なくなり、50歳を超えると、ピーク時の5分の1から7分の1の量に減ってしまいますが、高齢になっても体内では重要な役割を担っています。
子供に対しては、成長ホルモンは長幹骨(大腿骨など)の骨端線に働きかけ、軟骨細胞の分裂増殖、分裂した軟骨細胞の肥大化、血流中の胚細胞の骨端線軟骨細胞への分化誘導などの役割を通じて、子供の背を伸ばしていると推測されています。したがって、子供の成長ホルモンが十分に分泌されなければ、背が十分に伸びず低身長状態が続いてしまいます(成長ホルモン分泌不全性低身長症)。
成人に対しては、筋肉に対する蛋白合成作用、心筋収縮力増強作用、線維芽細胞のコラーゲン・ヒアルロン酸合成能力の向上、腸周囲のホルモン感受性リパーゼを活性化させることによる内臓脂肪の減量作用、脳に対する何らかの作用を有しています。
作用の詳細
医学・医療にはすべて確率論的な要素があります。医薬品の効果に関しても、それぞれ、「このような治療を行ったら、○%の人にこのような効果が現れた」というのが中心的な考え方になります。成長ホルモンも同様に、すべての人に同じ効果があるわけではなく、この人にはこんな効果が強く現れたが、あの人にはその効果が感じられなかった、ということがしばしばです。
「成長ホルモンをどのような目的で利用できるか」を解説します。医学・医療における確率論をよく理解した上で、読んでください。
背を伸ばす
子供の背が伸びるのには、成長ホルモンが大きく関与しています。成長ホルモン分泌不全症の子供の場合、身長が十分に伸びません。成長ホルモンは、骨端線に働きかけて、軟骨細胞の分裂増殖、そして、一つ一つの軟骨細胞の肥大化、骨化において、重要な役割を演じているのです。
筋肉や心筋収縮力に対する作用、疲労回復効果
成長ホルモンの筋肉や心筋収縮力に対する作用は強く、長距離走や水泳のタイムが飛躍的に向上することが多いです。また、瞬発力も高まり、野球では低めの球を打ったときの打球が伸びることが多い、ゴルフでは単純に飛距離が伸びることが多い、などを実感することができます。もちろん、成長ホルモン投与はスポーツ競技においてはドーピングに相当し、禁止されています。といっても、検査で検出することもできません(自己の成長ホルモンと外来投与の成長ホルモンを区別できない)ので、どれほど普及しているかは不明です。
そして、疲労回復の効果は劇的です。心臓の収縮力を高めることから、持久力が高まりますが、同時に、強力な疲労回復効果をもたらします。筋肉系の疲れに対してはダイレクトな効果を発揮し、脳疲労に対しても、下記の「脳に対する効果」で示すように、意欲、気力の高まりと同時に、「脳の疲れが吹っ飛んでしまう」という効果をもたらします。
肌との関係
生まれたての赤ちゃんの皮下組織の水分含有率は88%です。20歳でも68%あります。この頃の肌には弾力があり、ハリがあります。以後、皮下組織の水分含有率は年々低下し、60歳を超えると60%以下になります。
皮下組織に水分をため込んで弾力を作るのは、皮下組織のヒアルロン酸です。だから、美容外科では、肌のハリを回復させるために、ヒアルロン酸注入を行うことがあります。ところで、このヒアルロン酸は、皮下組織にある繊維芽細胞によって合成されています。
線維芽細胞は全身の皮下組織に多く存在し、コラーゲン、ヒアルロン酸を合成します。これに伴いこの合成能力が衰えるので、肌のハリが失われていくのです。成長ホルモンはその線維芽細胞を活性化させ、皮下のヒアルロン酸量を増やしますので、皮下の水分保持量が高まります。その結果、肌のハリが高まる、という効果を出します。結局、成長ホルモンを使用すると、全身の繊維芽細胞が活性化して、皮下組織のボリュームが高まり、肌に弾力とハリをもたらすのです。
不妊治療
不妊治療に取り組んだけれどダメで、もう妊娠をあきらめていた、という女性でも、成長ホルモンを利用することによって自然妊娠することがあります。
不妊治療中は、成長ホルモン投与で卵子のグレードが上がることが確認されていますので、治療中でなくても、良質の卵子が排卵されるのは間違いありません。基本的な体力向上、容姿、意欲の回復効果も大きいようです。また、男性の精子量を増やすことができますので、男性不妊の場合にも利用価値が大きいと思います。成長ホルモンを利用すると性行為回数が増えますのでそれも関与しているのかもしれません。
バストアップ
成長ホルモンは、乳腺のラクトゲン受容体に作用して、バストアップの効果を有します。一定の条件を満たしている女性に対して、この効果は強く現れます。アップしたバストは成長ホルモンの投与を中止しても小さくならないので、チャレンジする価値は十分にあります。
この効果は、ラクトゲン受容体の発現と関係していますので、10歳代、20歳代、30歳代で効果の出方が異なります。
バストのハリ
30歳代後半から50歳代前半の女性が利用すると、バストのハリが回復すると同時に、ウエストのくびれが目立ってきます。肌のハリも高まりますので、急に容姿が回復したようにみられます。この目的で成長ホルモンを利用している人は年々増えています。
内臓脂肪との関係(加齢に伴う体型の変化とダイエットとの関係で注目!!)
若い頃は太っても、お腹は出てきません。しかし、30歳を超えるとちょっと太ったときにお腹が出てきます。お腹の中の腸の周囲には、脂肪を分解するホルモン感受性リパーゼという酵素がたくさんあります。若い時は、この酵素の活性が高く、腸の周囲に脂肪がつかないように見張られているのです。だから、若い時は多少太ってもお腹は出てきません。しかし、このホルモン感受性リパーゼの活性は、加齢に伴い低下します。それに伴い、ちょっと食べすぎるとお腹が出てくるのです。
ところで、もともと、このホルモン感受性リパーゼは、成長ホルモンにより活性化されます。つまり、加齢に伴い体内の成長ホルモンが減ってしまうので、ホルモン感受性リパーゼの活性が低下し、内臓脂肪がついて、お腹が出てきてしまうのです。
だから、逆に、成長ホルモンを投与しながらダイエットに取り組むと、内臓脂肪が優先的に落ちていきますので、ウェストのくびれが目立ち、メリハリのある体型になります。成長ホルモンの作用で、女はバストのハリが回復し、男は筋肉が発達しますので、体型は際立つ美しさになります。
脳に対しての作用、うつ病・うつ状態の治療効果
成長ホルモンは脳に対しても作用を有しています。まだ研究未開拓の分野ですが、高齢者や中年者に投与すると、意欲が高まり、外出意欲も高まり、やる気が出てくる、朝から元気になる、と実感しますので、脳に対する作用が存在することは容易に推測されます。繁華街などで若者達が集まって、盛り上がっているシーンをよく見かけますが、あれは脳内に「何かいいことがありそうな予感がしてウキウキする」という気持ちを持っているからです。加齢に伴い、その気持ちがなくなり、「落ち着いた」といわれますが、あの「何かいいことがありそうな予感がしてウキウキする」というのが、まさに成長ホルモンの脳内作用と推定されます。今後の研究成果を待ちたいと思います。
成長ホルモンが、この分野で威力を発揮するのは、うつ状態の回復です。そして、うつ病の薬物治療からの離脱です。「朝から元気が出ない。やる気がしない」という場合は、ほぼ回復します。回復するまで、2~3週間です。回復したら、意欲あふれる生活に戻っています。疲労回復効果も強いですので、一挙両得です。そして、うつ病に対して薬物療法を行っている時は、成長ホルモンを併用してみてください。少しずつ元の薬物を減らしていくことができます。この場合の治療は、もともと体内に存在する成長ホルモンを利用していますので、極めて自然です。また、うつ病の薬物治療においては、体重が増えていくのが特徴ですが、成長ホルモンを併用すると体重が減り始めます。
脱毛、抜け毛の防止、発毛、育毛、増毛
成長ホルモンを利用すると、抜け毛防止、増毛の効果が見られます。成長ホルモンには、体内でたんぱく質を作り出す反応を高める作用(蛋白同化)がありますが、髪の毛はまさにタンパク質ですから、そうなるのは当然です。
男の30歳代、40歳代の抜け毛防止には効果があります。男の脱毛、抜け毛には遺伝的な要素が関係していますが、発症するのは体内の成長ホルモンが激減する時期に相当します。遺伝を発現させる因子と、体内の成長ホルモン減少が、強く関与しているのであろうと示唆されます。
※医師によって処方される成長ホルモンの舌下投与型スプレーは、承認されている医薬品を診療所内等で適正に調剤したものです。
成長ホルモンの安全性と副作用
成長ホルモンは、「ホルモン」と名前がついていますので、「副作用が怖い」と誤解している人が多いようです。確かに、「ホルモン」と名がつくものに「副腎皮質ホルモン」や「男性ホルモン」「女性ホルモン」があり、その製剤の長期投与による副作用が怖いことはよく知られています。しかし、成長ホルモンは、そのようなタイプのものとは異なっています。
このホームページの著者 風本真吾医師のプロフィール
(一社)日本健康教育振興協会・「健康を守る秘書室」室長
平成元年:慶応義塾大学医学部卒業。医師免許取得
平成3年:慶応義塾大学医学部大学院入学
平成4年4月~:29歳で、慶応病院の内科外来を担当。
平成4年9月:四谷メディカルサロン(現「四谷メディカルクリニック」)開設。プライベートドクターシステムを始める。以後、病気でない人への診療体系(健康保険が使えない)として、マジンドールダイエットシステム、プラセンタ医療などの研究に取り組む。
平成5年~:セミナー、講演を基に、健康教育事業の規模拡大へ。
平成7年:「一億人の新健康管理バイブル」(講談社)を執筆。
平成11年:浅井企画に所属し、テレビ出演多数。この頃に、マジンドールダイエット医療、プラセンタ医療を完成させ、さらに、成長ホルモン医療、子供の背を伸ばす医療の研究に取り組む。また、診療現場への栄養素品(サプリメント)の導入を本格的に研究し始める。
平成12年:「お使者さんが考えた朝だけダイエット」(三笠書房)を執筆。60万部突破のセラーへ。
平成13年以後:多数の著作を執筆。「健康管理の学問化とその学問に基づく実践指導」「全国民の健康、人体、医療に関する知識の向上」「医療構造改革の実現」などを標榜し、病気でない人への診療システムを充実させると同時に、診療現場への栄養素品(サプリメント)の導入を推進させた。自ら運営するクリニックが日本中(大阪、名古屋、広島、福岡、沖縄など)に広まったところ、医療社会の関係筋から様々な迫害を受けたので、四谷メディカルクリニック一つの運営に集中し、現在に至る。