成長ホルモンの役割
成長ホルモンとは?使うとどうなるの? 成長ホルモンの舌下投与型スプレー 低身長対策~背を伸ばす医療~ 成長ホルモンを処方できるか判定

安全性と副作用

成長ホルモンの舌下投与型スプレーの安全性と副作用

「成人に成長ホルモンを投与すると末端肥大症になる」と語る医師がいるようですが、そう語る医師はかなりの未熟者です。確かに、成長ホルモンの大量投与を長期間続けると末端肥大症を誘発しますが、医師が指導しながら投与する場合、そのような異常大量投与を長期間行うはずがないからです。熟練の医師は、投与量や投与期間を聞いてから、副作用の話を語ります。

実際に、ある程度の多めの量を注射で1年以上投与し続けた場合に、糖尿病や手根管症候群の発症をきたした例がわずかに報告されています。ただし、これらは、研究を兼ねての「注射による長期投与」であり、診療現場においては、そのような量で長期の投与を行うことはありません。もちろん、成長ホルモンの舌下投与型スプレーにおいては、そのような副作用が発症したことはありません。

注射と舌下投与型スプレーでは大きな差があります。成長ホルモンの注射は、血中の成長ホルモンの基礎濃度を一定時間、高めます。成長ホルモンの舌下スプレーによる投与は、血中の成長ホルモンに一時的な濃度スパイクを作り上げます。この差は重要です。

人体は、もともと夜11時から2時までに成長ホルモンの自己分泌が盛んになりますが、日中も複数回の血中濃度の一時的上昇が見られます。この「複数回」というのは、思春期(第二次性徴期)においては、1日に10回以上、20歳代で3~7回、30歳代においては1~5回、40歳代においては0~4回、50歳以上においては3回以下になります。成長ホルモンの舌下投与型スプレーの舌下投与というのは、一般的な容器でスプレーした回数だけ、血液中の成長ホルモンが一時的に上昇し、血液中の自己分泌を作ったのと同じ状態を生み出します。つまり、30歳以上の人が、一般的な容器で1日に3回スプレーすると20歳代の自己分泌回数と同じ状態を作れるということなのです。つまり体内成長ホルモンに関しては、40歳、50歳、60歳以上の人が、20歳代のときと同様の状態を作れるのです。

このように考えると、20歳代のときに自己の成長ホルモンに対して、自己の身体に副作用などがあるわけがないのと同様で、成長ホルモンの舌下投与型スプレーに対しては、副作用の心配はほぼ不要であることが分かります。他の薬との併用を心配する人がいますが、20歳代のときの薬の投与の際に、自己成長ホルモンとの相互作用を問題視することはありません。つまり、成長ホルモンは、人体の若い頃の自然の状態のままを作り出すので、他剤との併用の問題はなく、また長期投与したとしても、副作用の心配は不要ということになるのです。

成長ホルモンの舌下投与型スプレーとはいえ、舌下に一度に大量のスプレーを行うとどうなるか?この場合は、瞬間的に血中濃度がかなり高まりますので、その瞬間に、「ゲップが出る」「吐気がする」「クラッ、と一瞬めまいがする」という副作用が生じます。ただし、数分以内に回復します。

成長ホルモンの舌下投与型スプレーの場合、成人が一度に一般的な容器で10プッシュ以上行うとその副作用を一時的に感じることがあります。子供の場合は、そのような副作用は現れません(もともと血中濃度が高いことに身体が慣れているからだと思います)。

成長ホルモンの舌下投与型スプレーの舌下投与は、20歳代のときの人体内の自然状態ときわめて近似している、ということを理解していただければ、安全性が高く、副作用の不安はほとんどない、ということが分かると思います。

※投与量、投与回数などは、処方された舌下投与型スプレーにより異なりますので、処方された際の担当医の説明に従うようにしてください。

注射の場合

それに対し、注射による投与はどうなのか?注射の場合は、血中高濃度が長時間続きますので、糖尿病患者はできるだけ避ける方がいいです。実際には、活動量が増えてかえって血糖値が下がった患者も多く見ましたが、念のため、避けるようにしてください。
また、成人に対して、多めの量を1年以上連続投与したときに手根管症候群の発症例があったようですので、連用期間は、6ヶ月を上限とし、一定期間の休薬後、再開するのがいいでしょう。

※処方された際の担当医の説明に従うようにしてください。

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